青島太平洋マラソン完走記(2007年:交差点さん)

3泊4日怪物せんちゃんさんとの宮崎の楽しい旅の報告をします。

7日(金)15時26分に彦根を出る新快速に乗車。
途中にせんちゃんさんから「電車動いてるか?人身事故があってダイヤが無茶苦茶になってるとテレビで流れてる」と携帯に電話。
「私の乗ってる電車は今のところ定刻どおりに動いてますよ」と返事。
「今、どの辺?」とせんちゃんさん。
「もうすぐ草津に着きます」と私。
「乗れるかな?ちょっと無理かな?」とせんちゃんさん。
この時間で石山で乗車するのは難しいだろうし、もし事故でもあったら取り返しがつかないと判断をして「石山で降りますから」と返事をして電話を切る。
石山駅で降りて階段の方へ走っていくと、その先に、せんちゃんさんらしき姿。
近づいていくと電車のドアが閉まらないように足を乗り口にかけて発車妨害をしているせんちゃんさん。
車掌の「発車しまーす。発車しまーす」のイラついた声。 なんとか、二人とも無事に乗車。
予定より1本早い新快速に乗り大阪へ。
梅田から地下鉄に乗り住之江公園駅へ。
そこからニュートラムに乗り換えフェリーターミナル駅へ。
ここから、市バスに乗り換え、宮崎行きのフェリーが出る、かもめフェリーターミナルへ。
予定よりも大分早く17時55分到着。
乗船手続きを済ませ、船中での飲み物500ml*4を購入して乗船開始時間を待つ。
団体客を中心に予想以上に乗船客は多く、待合室の椅子には座れない。
18時40分乗船。 今日一日でいろんな乗り物に乗りました。
19時に船中のレストランでバイキングの夕食。
レストラン内にある自販機で泡の出る缶詰を購入して乾杯。
楽しく飲んでいるうちに19時30分に予定通り出航。
20時15分、船内の展望風呂へ。
外は真っ暗でなーんにも見えん。
せんちゃんさんは、この1週間走らなかったため体重が3Kg増えたとか。
その体重を落とすといってサウナに2回も入っている。
その後、船室に戻って売店で買った缶をまた開ける。 なんのためにサウナに入ったのか。
22時20分、就寝。 おやすみなさい。 また明日。

8日(土)、海は穏やかで船が揺れることもなく、ぐっすりと眠ることが出来ました。
ただ、対面で寝ているおばさんのいびきで6時前に起こされてしまいました。
トイレに行ったり、ちょっとゴソゴソしていたので、せんちゃんを起こしてしまったようです。
せんちゃんは、何を思ったのか、ウインドブレーカーに着替え、手袋をはめ、ジョギングシューズの靴紐を締めている。
いやな予感!! 「ちょっと散歩しようか?」とせんちゃん。
「えっ、どこを散歩するの?」と私。
「船の中」とせんちゃん。 そらそやろ。 船の外は太平洋やんか。 この寒い中、水中散歩もないやろ。
しぶしぶ船内散歩に付き合うことにする。
途中で「あっ、ロープ忘れた」とせんちゃん。 まさか・・・・・。
「ここから甲板へ出られるはずや」と無理やり甲板へ。
時間は6時40分。 まだ薄暗い。
甲板に出ると風も強い。 下は濡れている。
走りたがるせんちゃんをなだめすかして、一辺25m、1周約100mをくりくりと回りはじめる。
7時頃から、甲板に出てきた他の乗客が物珍しそうに私たちを白い目で見ている。
そらそやろ。 同じところを何が面白くて歩いてるか不思議というか奇妙に見えるんでしょう。
しばらくすると、雲の合間から朝日が顔を出し、周りの雲が綺麗な茜色に染まりだした。
こんな景色を見たのは何年前、いや何十年前だったかな。 などと、柄にもなくロマンチックな感傷にしばし浸る。
結局、40分ばかり甲板を散歩して船室に戻る。
散歩から帰って、すぐ朝食。船内のレストランで500円の和定食。
もちろんホンマモンのお茶しか飲んでません。
ただし、食後、せんちゃんは痛風の薬を、私は血圧の薬を飲みましたが・・・。
フェリーは8時20分、定刻に宮崎港に無事到着。
下船をしたら、せんちゃんと16年来のお付き合いというK○さんがお出迎え。
K○さんのお言葉に甘えて、さっそく車でK○さん宅へ。
奥さんはもちろん、2匹のワンちゃんにも歓迎されて、しばし休息。
お昼は、せんちゃんがお気に入りだというラーメン屋「わらじ」へ。
昨年は、おすし屋さんでたらふく飲んだということですが、今年は少々のビールとおいしいラーメン・おにぎりをいただいて再度K○さん宅へ。
帰還後、せんちゃんはK○さんと私のマッサージ。
せんちゃんが「少しの距離をポチポチでいいので走りたい」というので、14時40分からK○さん宅から大淀川周回コース7Kmを3人で走る。
ポチポチは最初だけ。大淀川の堤防に出たとたん、甲板で走れなかった鬱憤を晴らすかのように、ガイドランナーのK○さんの前を走る始末。 明日が思いやられる。
この後、お風呂をいただき、17時30分に奥さんに送っていただき、前日受付と交流会の会場となっているホテルプラザ宮崎へ。
まず、受付を済ませ、ゼッケンと参加賞などを受け取る。
びっくりしたのは伴走者にも選手と同じように、プログラム、参加賞のTシャツ、帽子、おまけに伴走ロープが袋に入っていること。
受付を済ませ、交流会へ。 交流会は大会に参加する視覚障害者と伴走者の懇親会。
山田敬蔵氏、君原健二氏の激励挨拶、ゲストランナーとして参加されている「やぶきゅう」の福原さんの紹介と挨拶があり、にぎやかに交流会が始まる。
そして、アトラクションが花を添える。
印象深かったのは、視覚障害者3人での「輪太鼓・風華」の体の芯まで響く力強い演奏。
18時から始まった2時間のフリードリンクの交流会も和気あいあいのうちに終わり、3人ともすっかりご機嫌でタクシーに。K○さん宅に戻り、明日のレースの準備中。
「おいしい焼酎がありますよ」の奥さんの声に準備もそこそこにリビングへ。
ちょっと薄めのお湯割で何杯かいただいているうちに夜が更ける。
結局、23時30分就寝。 明日大丈夫?

9日(日)。いよいよレース当日。 6時起床。
6時30分に奥さんの心のこもった朝食をいただいて、7時にK○宅を出発。
K○さんのラン仲間のYさん宅に寄る。
Yさん、車に同乗するなり「酒臭い」の第一声。 3人、顔を見合わせ「そんなに飲んだかなぁ」会場に向かう途中で日の出を見る。
2日連続で日の出を見られるとは、きっと良いことがある予感。
会場に近づくにつれ渋滞が始まる。
そういえば、今年の参加者数は1万6百人とか。 昨年は7千人余りとかで、一気に3千人増。
途中からわき道にそれて田んぼの真ん中を走り、住宅地を縫うように駆け抜ける。
普通なら20分もあれば到着できる距離のところを、1時間ほどかかって8時少し前に到着。
視覚障害者専用更衣・控えテントへ。
さあ、準備万端、スタート地点へ移動しようかと動きかけたら「スターと時刻を30分遅らせます」のアナウンス。
なんでも、交通渋滞で開会式が予定通り出来なかったのと、会場に向かう自動車がまだ走路上にあるからだとかいうことらしい。
スタート時刻が遅れたことで、せんちゃんが「アップする」と言わないか内心びくつきながら、マラソンと関係のない話で気をそらす。
いよいよスタート地点に移動。 申告タイムの早いものから前のブロックへ整列する。
自分のブロックに整列する参加者のマナーが良いのに感心。
9時30分、スタートのピストルが鳴る。
前がつかえて歩くことしか出来ない。
せんちゃんは走ろうとする。 「まだ走れないから歩いて。あわてないで」となだめる。
その場駆け足をするせんちゃん。 この先、長い距離をイヤでも走らなくてはいけないのに。 性格なんでしょうね。
ピストルが鳴ってから1分20秒ほどしてからスタートラインをまたぐ。
まだ速歩のスピード。 ようやく普通なみに走れるようになったかと思った矢先、急に走路が狭くなり糞詰まり状態。
5Km地点を29分31秒で通過。
3Km過ぎくらいからキロ5分30秒のペース。
4.5Km地点から、ほぼ2.5Km毎に給水所。
先導するK○さんが走路を確保し、給水所ではドリンクやバナナなどを渡してくれる。
10Km地点を56分47秒(27分16秒)。ペースがやや上がる。
キロ5分半のペースランナーのように、せんちゃんの後ろにぴったりと10人近くのランナーが付く。
15Km地点でタイムが取れず、16Km地点=1時間29分16秒(この6Km=32分29秒)。
ほぼイーブンで走っている。
20Km=1時間50分33秒(この4Km=21分17秒)。 なかなかいいぞ。
中間点でKまるさんと伴走を交代。 ペースが上がり、後ろについていたランナーの数が徐々に減る。
25Km=2時間16分38秒(26分05秒)。 やはりペースが上がってる。
30Km=2時間43分01秒(26分23秒)。 前を走るランナーをどんどん抜いていく。 走路確保に忙しい。
35Km=3時間09分51秒(26分51秒)。 いいペースだ。 37Km過ぎくらいから、ややペースが落ちる。
40Km=3時間37分59秒(28分07秒)。
ゴール=3時間50分55秒(12分56秒)。
せんちゃん、最後の2Kmは、ちょっと苦しみました。
フルB2男子の部(6人)で2位入賞。
今年から、視覚障害者の部は1位だけの表彰だということ。 残念。
ネットタイムは3時間49分37秒ということで、申告タイムの3時間49分にニアピン。
スタート時は、曇り空で風もあり予想に反して肌寒かったものの、2,30分もすると南国宮崎の太陽が顔を出し、福知山の時と同じように遠足日和となったものの、一度も歩くことはもちろん、立ち止まることもなくゴールまで走りきったのは、さすが怪物。
気楽に、そして楽しく伴走をさせていただいた怪物せんちゃん、何から何までサポートしていただいたK○さん、ありがとうございました。 感謝!感謝!!
更衣を済ませた私たち3人は、会場近くまで迎えに来ていただいたK○さんのクラブの方の車に乗せていただき、たまゆら温泉へ。
ゆっくり、のんびりと小一時間ばかり入浴。 後はこの施設内にあるお休み処でキューと一杯。
せんちゃんは砂漠にこぼした水のように生ビールを一気飲み。 見事な飲みっぷり。
「お姐さん、ビールお代わり」と元気な声。 ゴールした時のせんちゃんと同じ人間かと信じられない。
柚子胡椒とマッチしたおいしい地鶏とよく冷えた生ビールをいただいて最高の幸せ。
土産を買うからと宮崎物産館まで歩く。昨日K○さん宅でよばれたのと同じ焼酎を購入。
そして、隣の宮崎県庁で記念撮影。 午後5時が済んでいるのに観光客が結構いる。
東国原知事効果で、閑古鳥が鳴いていた物産館の客が増え、県庁がツアーのコースにも入っているとか。
これからクラブの忘年会があるというK○さんと県庁前で別れ、タクシーでフェリー乗り場へと向かう。
途中、コンビニでタクシーを停め、泡の缶詰を購入。
乗船手続きを済ませ、ほとんど待つこともなく18時05分乗船。
往きの船と違い、入浴も済んでいるし夕食も食べてる。
「後することといったら飲むことしかない」とばかりにコンビニで買ったビールをプシュー。
家から持ってきたつまみもほとんど減っていない。 ちょっと荷物を減らさないと。
飲むほどに酔うほどに、機嫌よく今日のレースの総括。
せんちゃん、土産に買ってきた焼酎を開けると言い出す。
土産は家に持って帰らないと土産にならんとなだめすかすと、リュックをゴソゴソ。
「あった」とウイスキーのポケットビンを取り出す。 ウイスキーのお湯割でまた一献。
さすがの怪物せんちゃんも今日のレースの疲れが出たのか22時前にウトウト。
帰りの船はガラガラ。 大の字どころか、「太」「犬」の字なっても空間だらけ。
下に敷くマットも、上にかける毛布も、枕も使い放題。
枕以外は2人分使い就寝。 よく寝られました。
翌朝、定刻よりも15分早く7時15分に南港に到着。
大阪は今日この冬の初霜を観測したとか。 地下鉄西梅田駅からJR大阪駅に向かう流れが、通勤の流れに逆行するため、まるでマラソンコースを逆走するようなもの。
表情も変えず、ロボットのような人間が大量にこちらに向かってくる。
恐怖感すら覚え、「こんなところで一日も生活でけんな」とせんちゃんと納得。
この4日間で一番疲れた梅田の地下街を通り抜け、大阪を9時少し前の電車に乗車。 無事帰宅。

The end